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デザインのコツ

第7回 文字のジャンプ率を工夫する

「ジャンプ率」とは、本文のサイズに対するタイトルや見出しサイズの比率のことです。例えば新聞の1面のトップ記事などはタイトルが大きく目立ち、本文に比べてジャンプ率が非常に高いと言えます。それによって躍動的な紙面を作っています。逆に文芸雑誌や小説など、落ち着きを求められる本は、ジャンプ率が低く抑えられています。
では、ジャンプ率はどのようにして決めればいいのでしょう?下の例を見てください。

●例1:美容系イメージ広告
例1:美容系イメージ広告
ゆったりした雰囲気を伝えたいので、文字のジャンプ率は控えめに。動きのない写真、落ち着いた女性の気持ちを表現したキャッチコピーの内容から、見出しの大きさはこれぐらいが適切でしょう。
例1:美容系イメージ広告
ジャンプ率を大きく上げると文字が目立ちすぎて、全体の落ち着きを失ってしまいました。キャッチコピーの内容とも不釣り合いなジャンプ率です。
● 例2:アパレル系イメージ広告
例2:アパレル系イメージ広告

こちらも白を基調としたナチュラルなイメージなので、ジャンプ率は小さく、主張しすぎないところがポイント。画像と文字のバランスがとれています。

● 例3:子ども服イメージ広告
例3:子ども服イメージ広告

元気さや躍動感を表現したいときはジャンプ率を大きく。カラフルで動きのある子どもの写真を多用しているので、文字も力強く主張させています。

このように文字のジャンプ率は、伝えたい内容、写真の雰囲気、紙面全体から見たときのバランスなどによって調節します。一般的にジャンプ率の大きさは、媒体ごとに傾向があります。

■ ジャンプ率が大きい媒体(躍動感を表現)
→ 新聞、ミニコミ誌、週刊誌、若者向け雑誌など
■ ジャンプ率が小さい媒体(落ち着きを表現)
→ 写真・ビジュアル誌、年輩向け雑誌、学校・学術関連書など