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デザインのコツ

第6回 書体の使い分け

●書体の大きさは声の大きさ

第2回記事の「書体の印象」でもふれたように、印刷物に使う書体は、全体のイメージを大きく左右する要素です。
書体の使い方は、よく「声」に例えられます。発信側にはお客様に伝えたいことがあるはずです。話す内容にはもちろん「意味」がありますが、それを大声で伝えるか小声で伝えるか…、その表現方法はさまざま。ただ大声で叫び続けてもうるさく感じられることもあるでしょうし、逆に小さな声でささやいているだけでは気づいてもらえない場合だってあります。書体も声と同じで、大きな文字、小さな文字、太い文字、細い文字と、さまざまな表現方法で伝えることができるのです。その使い方によって、言葉(意味)をしっかり伝えるようにすることが大切でしょう。
さて、相手にきちんと話を聞いてもらうためにはどうしたらいいでしょう?まずは伝えたい内容を整理してみます。話の内容はどうするか、どんな順序で話すか、どの部分を強調するか…?そういった事柄が決まった後で、表現方法を考えます。魅力ある声(書体)で、印象的に残る言葉(広告コピー)を、適切な大きさで発信していくのです。

書体の使い分けのイメージ図
●書体の「ウェイト」の使い分け

書体には「ウェイト」という考え方があります。簡単に言うと文字の太さや大きさの違いです。選ぶ基準としては大見出しは太い文字、小見出しは少し太い文字、本文は細めの文字というように、用途に応じて使い分けるのが定石です。文字の太さを声の大きさに置き換えて考えると分かりやすいと思います。大切な情報は太く大きく。書体のウェイトは伝えたい情報の優先順位にも比例していると言えるでしょう。

太さ・大きさでウェイトが変わる。
太さ・大きさでウェイトが変わる。