ズームの操作
ほとんどのデジカメには、遠くのものを大きく写したり、フレームに入る範囲を調節できるズーム機能がついています。ズーム操作ボタン(ダイヤル)は、通常次のようなマークで示されています。
- 望遠
- :Tまたは
のマーク - 広角
- :Wまたは
のマーク
ズームを望遠にすると、被写体が大きく写り、つまり狭い範囲がフレームいっぱいに写ります。逆に広角にすると被写体は小さく写り、つまり広い範囲がフレームの中に収まることになります。
大きさだけでなく写り方も変わる
ズームは被写体の大きさや、写す範囲をコントロールできる便利な機能ですが、ここで注意しなければならないのは、ズームの設定によって、大きさや範囲だけでなく「写り方」も変わってしまうということです。これは商品撮影などをする場合にはとても重要なことなので、ぜひ理解しておきましょう。
そこで、試しに一つの商品を望遠と広角の両方で撮り比べてみます。1度目は少し離れた位置から望遠で撮ります。そして2度目はぐっと近づいて広角で撮ります。どちらも商品の大きさが同じくらいに写るようにズームボタンを調節してからシャッターを押します。その結果が下の写真です。

- 遠くから望遠で撮影


- 近くから広角で撮影

さてどうでしょう?遠くから望遠で撮影したほうは、見たままに近い形に写っているのに対して、近くから広角で撮影したほうは、まるで膨らんでいるように線が曲がって見えます。 この例からも分かるように、物の形をできるだけ正確に伝えるためには、少し離れた場所から望遠して撮るのがコツです。特に商品写真は、商品の姿を正しく伝えるために、このような撮り方をすることが基本です。
通常、光学ズーム3〜4倍程度が適当だと言われています。ほとんどのデジカメは、光学ズームが最大になると自動的にデジタルズームに切り替わり、さらに拡大が可能です。しかしデジタルズームでは画像が劣化してしまうので、商品撮影の際は使わないほうがいいでしょう。
商品の性格に合わせて撮り方を変える
「商品写真は、少し離れて望遠で撮る」。これは基本ですが、場合によっては基本にこだわらず、あえて逆の撮り方をするほうが良い結果を生むことがあります。下の例を見てみましょう。

- 遠くから望遠で撮影


- 近くから広角で撮影

いかがですか?正確な形の表現という点では望遠が優れていますが、商品のダイナミックな迫力という点では広角に軍配が上がるでしょう。このようにインパクトやボリューム感を表現したい場合は、思いきって被写体に近づいて広角で撮影します。結果、この写真を見る人にとって、強く印象に残る商品になるかもしれません。その商品の性格や、見る人の印象も考慮して、ケースバイケースで撮り方を工夫しましょう。







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